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EARTHの日向でございます。
植物の世界にも、さまざまな「時間」が静かに流れている。
大きな木々は、種から芽を出し、幹を伸ばし、太陽の光を少しずつ浴びながら長い年月をかけて成長する。
彼らの時間は、まるでゆっくりとした呼吸のようだ。
四季が巡り年輪がひとつまたひとつと増えていく。
それは生き急がない確かな営みであり、幾度の風や嵐を越えた「時間の積み重ね」によってのみ得られる強さだ。
一方、草花や小さな植物たちは、ほんのひと時の美しさと引き換えに短くも濃密な一生を送る。
春の陽射しが届けば、土の中から顔を出し、暖かい季節の間に花を咲かせ、急いで種を結ぶ。
そのリズムはどこかせわしないけれど、環境の変化に応じて即座に適応する柔軟さを備えている。
彼らは小さく、繊細であるがゆえに、土の温度や湿度のわずかな変化も見逃さず、自らの生命を繋げるタイミングを見極めるのだ。
大木と草花、彼らの違いは時間の流れそのものにある。
大木は環境の変化を受け止めながら、そこに根を張り、長い時間をかけてその地に存在し続けることに価値を見いだす。
一方で、草花はその瞬間に生きることに全力を注ぎ、次の世代へと命を引き継いでいく。
どちらも自然の一部であり、異なる時間の中で自らの生を全うする。
植物のサイズが違えばそこに宿る「時間」もまた、それぞれのリズムで刻まれていく。
植物や生き物の生態を通して、生命の力強さやその一瞬一瞬の輝きを見つめてもらうこと。
生命の一端に触れ、限られた時間の中でひたむきに生きる姿を知るとき、
死への恐れや無常感よりも、むしろその奥にある生命の美しさやたくましさが際立ちます。
植物が短い時間の中で精一杯に花を咲かせる姿、水草主体のAQUARIUMでも同じことです。
成ただ「生きる」こと自体の意味を教えてくれるかのようです。