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2024.11.07
Hinata's コラム

100年後に始めるAQUARIUM#11

アクアリウムに魅力を感じている方々にぜひ届きますように…

 

日頃よりご来店ご利用誠にありがとうございます。

EARTHの日向でございます。

 

「死ではなく命を感じてもらう」その1

生き物を飼育する際に「死ではなく命を感じてもらう」ためには、

自然への「センス・オブ・ワンダー」を育むことが鍵です。

レイチェル・カーソンの著作『センス・オブ・ワンダー』では、

子どもたちが自然の美しさや神秘に気づき、生命を感じる瞬間を大切にすることが語られています。

カーソンは、自然育ち子どもたちが生命を意識し、命の力を強く感じるには洞察力を考えるのではなく、

発見と驚きを共に味わうことが重要であるとカーソンは考えています。

 

海岸や森の中での幼い探検、小さな生き物や、風や波の音、満月の光のような自然現象に触れる機会を持つことが大切です。

 

「?は何だろう」「なぜこうなるのだろう」と疑問を抱き、その答えを一緒に考えたり、ただ感じて嘆くことも、命を身近に感じ始めるようになり

関心を示し、「この瞬間を怖くない」という気持ちを共有することで、子どもたちも自然や生き物を愛し、命の大切さを感じることができます。

 

しかし大人になると、それは嫌な感情にもなってしまいます。

身の回りの「命」が途絶えてしまうからです。

思い出をこれ以上構築できない恐怖は、意識しなくても子供たちに距離を大人は与えてしまいます。

AQUARIUMでは魚や水草の名前や種類を珍しいだけでなく、彼らの行動や一日の中での小さな変化に関心を持ち

「生きている」という実感がわき、概念的鑑賞を超えた命の躍動が感じられるでしょう。

大切なのは、知識として命を学ぶのではなく、日々の観察を徹底的に、感情として命を感じ取ることです。

命を知識だけでなく感情でとらえ、時にはその存在に感動し、畏怖の念を抱くことが、

AQUARIUMを「命の舞台」として見る視点を養います。

自然の神秘や美しさに気づくことで、アクアリウムは素朴なインテリアや装飾を超え、私たちが命とともに過ごす場になります。このようにして、「命を感じる」視点が生まれるのです。

 

 

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