【アルアナの夕焼け】2本¥1000(1本8㎝)
学 名:Rotala ramosior “Aruana”
分布:ブラジル・北米
別名アルアナサンセット
和名アメリカキカシグサ
北米や南米原産などと実は分布が広域で
「アルアナ」と言うブラジルのアラグアイア地域に限定している名前に
若干違和感のある水草です。
ロマンあふれる名前なだけに人気もあり
探しに来る方も非常に多い水草となっております。
これは水中での草姿に基づくもので
状態良く育った水中葉は茜色で非常に美しいです。
まっすぐに育つため
水槽内ではどうしても際立ってしまう
密度を意識した水草レイアウト水槽には向いていないところがあるかもしれません。
生長はかなり遅くもし使うとしたら
中景草して寝かせた流木や石の裏側に配置するとよいと思います。
育成についてですが
長めにトリミングしないといけません
キューバ・ルドヴィジアなどもそうなのですが
脇芽が出たと思い、よい環境に差し戻しすると
どういうわけかいじけてそのまま枯死していくことが多いです。
なので差し芽8㎝以上は確保するのが良いと思います。
水質は中性~弱酸性
底床はソイルで育成中
酸性土壌だとうまく育たないと
書いてある事が多いが僕は感じたことはないです。
【特徴】
茎は円柱状で2~3mmほど
葉は倒被針形~倒卵形
葉の付き方は対生となっております。
前の方でアメリカ広域にわたって分布していると書きましたが
北米産と南米産の物にはやや違いがあるように思え、
実は北米産は日本に帰化していると2004年頃から言われ始めている。
アクアリウム的な観点から言うと知識なく容易に育成とは言い難い種類であるが、
陸上だと増えてしまうという点は
少なからず自然環境に負荷をかける可能性を認識する必要があるだろう
もちろんこれは本種に限らず、
すべての生き物愛する方と共に考えていきたいところである。
当店としてはアクアリウムから地球を考え
小さな生態系を皆様のご自宅で感じ、創造し、体験していただきたく思っております。
趣味などとは考えておらず、生態系を身近に感じる事で
我々が地球のバランスをいつでも崩しかねない存在であることを
再認識するための知的行動と考えております。
追伸:
ネット上にアメリカキカシグサ(アルアナの夕焼け)の外来種問題について書かれている記事がありました。
アルアナの夕焼けは2004年頃にとあるショップのKさんの現地採取品によって
アクア業界に登場したのですが、どうゆうわけか同時期に
関東の水辺付近で水上葉を確認し始めていたようです。
つまり「これはきれいなロタラだ!珍しい!日本のみんな驚くぞぉ~」
なんて思っていたら、実はとっくの昔に日本の水辺に登場し始めていたと言う事です。
現在は東南アジア・中国・イタリアなどにも帰化し始めているようなので
特に夏場のプランターでの水上販売はお気を付けください。
でわぁ~